[強度] VO2max(とHRmax)とほぼ同じか、極めて近い値 運動と休憩の比はトレーニングの目的を達成できるもの 参考:VO2maxで運動していられる時間は約11分間 [目的] 有酸素性能力(VO2max)を最大限に高めること [時間] 3~5分かけるのが適正 5分を上回るときつすぎ 参考:完全に休養した状態からVO2maxに到達するまでに90~120秒かかる 休憩の時間を短く(Iペースで走った時間より短く)保てば疾走時間は3~5分間より短くしてもかまわない
Hランニング(ハードなランニング)
一定の距離とタイムを目標にせず、Hランニングを継続時間で区切って繰り返す・・・ペースは感覚で決める(タイムを狙って走ったとしたら、10~12分間維持できると感じるペース) [練習量] (上限)I・Hともに、練習1回につき、10kmか週間走行距離の8%のどちらか少ない方 Hランニングの場合は、Hペースでの5分間走がIランニングの1.6kmに相当 高地のトレーニングではIよりHの方が良い
[トレーニング例(1)] ・ステップカウント法 Hランニングで10歩走る(両足で1歩) その後10歩ジョギング 20歩走る → 20歩ジョギング ↓ 10歩づつ増やす 100歩走る → 100歩ジョギング ↓ 90歩走る → 90歩ジョギング ↓ 10歩づつ減らす 10歩走る → 10歩ジョギング 終了 時間は約24分~25分、距離は約5km~6.5km 能力に応じて差が出るが、体力的負荷(つらさ)は同じ
[トレーニング例(2)] ・(H4分・jg3分)x2 + (H3分・jg2分)x4 ・(H4分・jg3分)x1 + (H3分・jg2分)x2 + (H2分・jg1分)x3 + (H1分・jg30秒)x4
[トレーニング例(3)] 200mx20を1分サイクルで走る 走るのが遅いと休憩時間が短くなる 遅いランナーの場合は休憩の時間を一定にする(だいたいHランニングの半分の時間)


[引用]
ジャック・ダニエルズ; 篠原美穂; 前河洋一. ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第4版. 株式会社ベースボール・マガジン社.